塾の講師や家庭教師をしていた頃に生徒からよく聞かれたのが、
「英単語と文法のどちらの方が大事ですか?」
と、言う質問です。
私個人の意見なのですが、英単語と文法は車の両輪のようなもので、英単語と文法どちらも非常に重要です。
ただどちらの方が重要かと言えば、個人的には、英単語の方が重要度は高いような気がします。
その理由の1つは、英単語の使い勝手の良さです。
例えば、文法を完璧に覚えたとしても、英単語が分からなければ、宝の持ち腐れ状態となり、英文法を活かすことができません。(まぁ、現実的に文法を完璧にマスターをしていて、英単語が一つもわからない人はいないと思いますが…)
逆に英単語さえわかって、伝えることができれば、必要最低限のコミュニケーションは取ることが可能です。
例えば、レストランで注文をする際、メニューを指さして、「This、This」と言えば、ウェイターさんはきっと理解をしてくれて、指さした料理を出してくれるでしょう。
また、道に迷ったとして、「Hotel、where?」と言えば、尋ねられた人は、「あ~~~、この旅行客は、ホテルを探しているんだな?」と、質問内容を読み取ってくれて、分かりやすい英単語を使って、行き先を教えてくれるかもしれません。
このように考えると、必要最低限の英単語さえしっていれば、旅行くらいなら難なく乗り切ることができちゃいます。
私も初めてカナダに留学した時は英語が全然しゃべれなかったので、カタコトの英語とボディラインゲージだけで、日々の生活、ホストファミリーとの会話を乗り切っていました^^;;
ただ、いくら英単語を知っていたとしても、英文法を理解していないと、どうしても頭打ちになっちゃうんですよね。
例えば、英語の長文を読む時。
「英単語はすべて分かるのに、長文の内容があまり良く分からないな…」と、言う文章に出くわしたことはありませんか?
これは、英文力が不足をしていて、きちんと文構造を把握しきれていないのが原因の一つです。
また、リスニングでも、スターバックスやマクドナルドでメニューを注文をするくらいなら、英文法をしらなくてもどうにかなりますが、相手の言っていることを理解するには、やはり英単語だけではなく、英文法も必要です。
このように聞くと、いかに英文法が大事か分かると思います。
ただ、英単語と違って、英文法は覚えないといけない範囲が決まっているので、英単語よりも勉強しやすいんですよね。
しかも、英単語を勉強していても、なかなか英語の状態つは実感しにくいのですが、英文法の勉強は、英語の上達を実感しやすいというメリットも…。
なので、個人的には、英単語は毎日のんびりと勉強をしていく。
一方、英文法の勉強は、3ヶ月くらいの短いスパンで一気に覚えちゃうのが、一番良いのかな~~なんて思っています。
ちなみに、私が英文法を勉強した時は、大学受験の参考書として有名だった「Forest(フォレスト)」という英文法書と、英文法を英語で説明してある「Grammar in Use」という海外ではかなり有名な英文書を使っていました。
英文法の基礎と言う意味では、この2つの英文法の内容をマスターしておけば、十分なのかなと思いますよ。
そして、後は、大学受験やTOEIC、日常会話など、目的や必要に応じて、覚えた英文法をさらに発展させていけば良いのかなと…。
と、こんな感じで、ふと思い出したことをつらつらと書いちゃいましたが、最近、英語の勉強から離れてしまったから、細かい部分の英文法をかなり忘れちゃったんですよね。
この前、久しぶりにTOEICの文法問題を解いてみたところ、正答率が悪くて、かなりビックリしました…。
と言う訳で、私も今から英文法の復習を頑張りま~~す!!!
とりあえず、本棚のどこかにしまってある「Forest(フォレスト)」と「Grammar in Use」を探し出さないと…。