昔からあるアナログな方法ですが、知らない単語や英単語帳を何度見ても分からない単語を、小さい単語カードにまとめるのは、効率の良い勉強法の一つです。
私も、英語の勉強を頑張っていた時は、ポケットの中に常に単語カードを忍ばせて置いて、ちょっとしたスキマ時間に単語カードをみて勉強をしていました。
ただ、単語カードはスペースが小さいこともあり、どんなことを書けばよいか迷っちゃいますよね。
また、単語カードは色々なメーカーから色々なサイズのものが発売されているので、どれを買ったらよいか迷ったいますよね。
そこで、私が実際に使用している単語カードのサイズ、また、どのようなことを単語カードに書き込んでいるか紹介したいと思います。
ただ、スキマ時間の勉強に重宝をする単語カードを使った勉強ですが、欠点&デメリットも…。なので、正直に言うと、私も最初は、単語カードを使って英語を勉強していたのですが、途中で止めちゃいました。
なぜ私が単語カードを使った英単語の暗記を断念したのか、その理由も記事の最後に書いてあるので、もしよかったら最後まで読み進めてください。
英単語カードの作り方
人によって、英語の単語カードの作り方は異なります。
ただ、私が作っていた英単語カードはご覧の通り、表に覚えたい英単語&例文、裏面にその日本語訳と例文の訳を書いただけの非常にシンプルな作りにしてあります。
発音や派生語、類語などは書く必要はない
他の方の英単語カードの作り方を見てみると、覚えたい英単語と日本語訳、例文に加えて、発音や派生語、類語などを単語カードに書き込んでいる方がいると思います。
ただ、発音や派生語、類語など書き込む必要はありません。
なぜなら単語カードは、フラッシュカードのようにパラパラとめくりながら、英単語の意味が思い出せるかを確認するものなので、類語や派生語が書いてあっても覚えません。
単語カードに付け加えるとしたら、せめて読み方が分からない発音をカタカナでメモ程度に書くくらいで良いのかなと思いますよ。
単語カードは大きめのサイズを選ぶ
また、最近は様々な形やサイズの単語カードが発売されていますが、英単語の勉強に一番適しているのは、オーソドックスな長方形のサイズです。
また、単語カードのサイズは、大きめのサイズが良いです。
単語カードが小さいと、単語カードがゴチャゴチャとして見にくくなりますし、書き込むのも大変なので…
ただ、単語カードが大きすぎると、今度は持ち運びにくくなってしまうので、個人的には、横幅が9cmくらいのものが一番バランスが良いのかなと思っております。
英単語カードを使った英単語の勉強方法
それでは、自作をした単語カードを使って、どのように勉強をしたら良いのでしょうか?
単語カードを使っての英単語の暗記で大事なのは、次の二つのポイントです。
・覚えていない英単語の単語カードのみを持ち歩く
それでは、この2つのポイントをもう少し詳しくお話していきましょう。
持ち歩く単語カードは100枚前後
人によっては、英単語カードをいくつも持ち歩く人がいますが、持ち歩く単語カードの数は、リングに収まる100枚前後にした方がよいです。
100枚以上になると、復習のサイクルが遅くなるので、逆に非効率になります。
なので、持ち歩く単語カードは100枚前後に抑えて、持ち歩いている100枚のカードを何回も見て覚えるようにすると良いですよ。
覚えていない英単語の単語カードのみを持ち歩く
また、覚えていない英単語が掛かれた単語カードのみを持ち歩くのも大事です。
私の場合、単語カードを使って英単語を覚えるにあたり、「覚えた英単語のカードを入れて置く箱」と「まだ覚えていない英単語のカードを入れておく箱」の2種類を用意しています。
そして、英単語を見て、パッと日本語が浮かんだ単語カードに関しては、「覚えた英単語のカードを入れて置く箱」に入れて、少なくなったカード分を、「覚えた英単語のカードを入れて置く箱」から補充をして、常に知らない英単語のみを持ち歩くようにしていました。
また、単語カードに関しては、通勤時間やちょっとしたスキマ時間に確認することができるよう肌身離さず持ち歩くようにしていました。
英単語カードは時間のムダ!私が気付いたより効率的な英単語の暗記法
単語カードを活用した英語の勉強はある程度効果が見込めますが、単語カードを作るのに時間がかかるのが欠点なんですよね。
私が英単語カードを作っていた時は、
・例文
・英単語の日本語訳
・例文の日本語訳
を書いていただけなのに、一枚のカードを作るのに2分~3分くらいかかっていました。
つまり、100枚のカードを作るには、3時間以上もかかることになります。
私も最初、単語カードを作って、覚えにくい英単語の暗記をしていました。
しかも、私は、今までは知らない英単語が出てきたら、ほぼすべて単語カードに書き写して覚えようとしていたんですよね。
ただ、途中で単語カードを作ることに時間をかけるくらいなら、「もっと効率的に英単語を覚えていかないと、時間がいくらあっても足りない!」ということに気づき、単語カードを作るのをやめました。
特に社会人の方など時間に余裕のない方は、効率的に英単語を覚えないと、文法や長文読解、TOEIC対策などに時間を割く余裕がなくなってしまいますよ。
★ミリオン・ボキャメモリー★
よく「受験英語は、海外に行った時の役に立たない!」って、言われているじゃないんですか?
確かに受験勉強では、レストランでの注文の仕方や道の尋ね方などの英会話の部分が多少おろそかになっているため、ある意味正解かもしれません。
ただ、個人的には、受験英語が全く役に立たないなんてことはないと思っているんですよね。
…って言うか、私は受験の時にしっかりと英語を勉強しておいて、良かった~とも思っています。
例えば、英文法。
大学受験では、関係代名詞とか現在完了とか、分詞構文とか色々な英文法を勉強しますが、ぶっちゃけ大学受験レベルの英文法を覚えておけば、海外生活で困ることはありません。
あとは、英単語さえ覚えてしまえば、英字新聞も良くことができるようになっちゃいます。
私は実際に海外留学した時に英文法のクラスを受講したのですが、中級クラス(intermediate)でも高校一年生くらいのレベルで思ったよりも簡単だな…と思っちゃいました。
また、英単語も同様です。
ターゲット1900とかDUO2.0とか大学受験用の英単語帳がまるまる海外の日常会話などに登場するわけではありません。
ただ、英字新聞や雑誌などを読んでいると、ターゲット1900とかDUO2.0に登場した英単語がたくさん記事の中で登場します。
また、TOEICやTOEFLなどを受けても、当然のようにターゲット1900とかDUO2.0で登場した英単語が出てきます。
このような話をきくと、大学受験の英語の勉強もバカにできないと思いませんか?
もちろん受験勉強のままでは、実際に使うことができないので、音読をして、単語の発音やフレーズを覚える必要がありますが…。
ただ、逆に言えば、大学受験で学んだことを少しカスタマイズするだけで、大学受験英語でも海外で全然通用します。
なので、「大学受験は実際には使えないから…」なんて言って、英語の勉強をサボっていると、後々後悔することになるかもしれませんよ。
ちなみに、最近は仕事が忙しくて、英語の勉強から少し離れてしまったのですが、久しぶりに勉強をしようと思い始めたのですが、英文法の勉強は、大学受験用のフォレスト(FOREST)を使用してます。
久しぶりにフォレスト(FOREST)を読み返してみたのですが、そこらの参考書よりも全然わかりやすいですね。
改めて、日本の大学受験の英語のレベルの高さを実感しました。